Webサイトやアプリの開発などに関わる業種の一つであり、非常に需要が高まっているUI/UXデザイナー。ただデザインをするだけでなく、サービスとデザインをつなぐ掛け橋として非常に需要が高まっています。
ただ、UI/UXデザイナーを目指すのはそう簡単ではありません。ユーザーリサーチやプロトタイプ制作などUX知識、UIコンポーネントの概念などのUIの知識までかなり幅広い知識が必要ですし、ポートフォリオのレベルもかなり高いです。
本記事では、全くの未経験からUI・UXデザイナーへの転職を成功させた僕の経験を元に、UI・UXデザイナーになるための超具体的な勉強方法と勉強時間を徹底解説していきます。

UI/UXデザイナーすごい興味あるなー。実際どんな勉強をどのくらいの時間したらいいんだ?
UI/UXデザイナーはweb業界で最近とても注目されている職種の一つなんだ。でもまだ新しい職種ということもあって情報がとても少ないのも事実。この記事ではUI/UXデザイナーを目指す人向けに、僕の実体験を元にした超具体的な勉強方法と勉強時間について書いていくよ!

そもそもUI/UXデザイナーってなに?どんな仕事するの?給料どのくらいもらえるの?などが気になる方はこちらの記事をご覧ください!
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デザインツールの教材はたくさんありますが、個人的に世界最大級のオンライン学習プラットフォーム Udemyがおすすめです。僕自身Udemyで2ヶ月ほどFigmaやSketchなどのUIデザインツールを習得できました。セール時は1500円〜2000円前後で講座を買えることもあり、本当に濃密な内容です。
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UI/UXデザイナーになるための超具体的な勉強方法

最近需要が非常に高いUI/UXデザイナー。新しい職種ということもあり情報が非常に少なく、どんな勉強をすればいいのかわからない現状があると思います。
まずこの章では未経験からUI/UXデザイナーに転職した僕の経験をもとに、超具体的な勉強方法について解説していきます。割と丁寧な手順を踏んだ場合になりますので、既にある程度の知識がある方やスピード感を持って勉強を進めたい方は飛ばし飛ばしでもいいと思います!
UI/UXに関する書籍を三冊読む

最初から手を動かしてデザインを作って学んでいくのも悪くないですが、それだと効率が悪いように感じます。
まずは基礎知識を固めましょう。UI/UXの基礎知識には本がいいと思っています。理由としては、
基本的に正しい知識を体系的に得ることができる
逆引き辞書として長く使える
デザインの引き出しを作ってくれる
などが挙げられると思います。webサイトでの勉強も無しではないですが、正しい知識でないことも多いためサブ的な要素として考えておくのがいいです。
本での基礎固めは三冊でいいと思います。本三冊+後述するMaterial DesignとHIGを読めば基礎はかなり固められます。
具体的な本としては
あたりがおすすめです。
Material DesignとHIGを読みこむ

まずMaterial Design(https://material.io/design)とは、Googleが推奨するデザインが体系的まとめられているガイドラインです。マテリアルデザインで作成されたWebサイトは、ユーザーにとって見やすく、扱いやすいとされています。
対してHIG(https://developer.apple.com/design/human-interface-guidelines/)とは、Appleが出しているデザインガイドラインです。HUGは、一般的にフラットデザインとよばれるデザインです。
なぜ読む必要があるのかというと、世に出ている大半のアプリやサービスはこの2つのガイドラインが基盤になっているからです。
なので基礎固めには持ってこいというわけです。全部細かく読み込むというよりは、ざっくりと内容を把握することが大切です。全部英語ですが、翻訳などしてなんとか頑張りましょう!
基礎勉強はここで終了です。お疲れ様でした!
ここからはいよいよ実際に手を動かしてUIを作っていきます。
Udemyでデザインツールを使えるようになる

基礎知識がついたら、実際に手を動かしましょう。UI知識のアウトプットにはやはり量をこなす事が必要です。いくら知識が頭に入っていても、その引き出しからアウトプットできなくては意味がありません。
そこで使うのがUdemy。
Udemyとは、 完全オンラインで受けられる学習プラットフォームです。特徴はこんな感じ。
- 世界最大のオンライン学習プラットフォーム
- 15万種類ものコース
- デザイン系ツール教材も豊富
- 約3億人のユーザー登録
僕がUIUXデザイナーになることができたのはUdemyのおかげと言っていいほどお世話になりました。。
この手のオンラインサービスはかなり高額なものが多いんですが、Udemyは非常に安価で、しかも買い切り(サブスクではない)なんですよね。非常に助かりました。。
僕はUdemyでFigmaとSketchの講座を実際に購入して学習しました。それぞれビデオ教材が15時間ほど入っていて超濃密でした。
- Figma
- sketch
- XD
などデザインツールの教材やプログラミング系の教材が非常に豊富で濃厚な内容なので絶対に使ったほうがいいです。
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個人的にはFigmaを薦めます。最近使っている会社もとても多く、敷居も高くないのでこだわりがなければFigmaでいいと思います。
1ヶ月ほどUdemyでデザインツールの学習を続けましょう。ボリュームにもよりますが、10時間以上の講座を手を動かしながら1つ終えられるといいかなと思います。そうするとかなり手も動くようになってくると思います。直感的に頭に描いたUIを描くことができると最高です。
この際、教材を見ながら思考停止で言われた通り手を動かすのはNGです。これまでに勉強してきたことを思い出しながら、しっかりと「デザインの意図」を意識しながら勉強しましょう!
ここまでくると
・UI/UXの基礎知識
・基本的なデザインツールの操作
・UXに合ったUIの作成(サービスからUIに落とし込む力)
・基本的な UIパーツの制作
あたりが勝手に身につくと思います。
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自分が好きなサービスを完璧にトレースする

次に自分の好きなサービスを探して、デザインツールでトレースしてみましょう。基本的な画面(トップページ、ログインログアウト、個別ページなど)は全てトレースした方がいいと思います。
ここで Udemyの経験が確実に役に立ってくると思います。デザインツールでの作業も最初と比べかなり早くなっているでしょう。
トレースするときに大切なのが、なぜこのデザインにしたのか?という観点です。
世に出ているサービスのデザインはその目的に合わせて緻密に考えられています。ユーザーの属性やブランディングなど様々な項目が最適な形でデザインに落とし込まれています(少なくともそうしようとしています)。
このデザインにした目的は何なのか?ということを自分の頭で考えながらトレースしましょう。
自分ならこうするのになという考えが出てくると思いますが、ここでは完璧にトレースすることを目的にします。
勉強のフェーズはここまでです。ここまでやってきた方は本当にお疲れ様でした。ここまでやられた方はUI/UXデザイナーとして働くことができる知識が既についています。基礎をしっかりとやっているので、苦労することはあっても現場で使い物にならないといったことはまず無いと思います。自信を持ちましょう!
自分の作品(ポートフォリオ)を作る

最後に自分の作品を作ってみましょう。ポートフォリオというやつです。
UI/UXデザイナーはweb系デザイナーの中でも割と高レベルのポートフォリオを求められます。サービス観点でのデザインが求められるので当然ですよね。
うわあー無理だーと絶望せず、とにかく手を動かして作ってみましょう。ここまでやってきた方は基礎知識に関してはガチガチについています。自信を持ちましょう。
自分の作品はポートフォリオとして3〜5つほどあるといいと思います。早く転職したい方はクオリティの高いものを1つ作るだけでも全然いいです。身近な UI/UXデザイナーでも1つしか作ってないという方が僕の周りだけでも何人かいます。
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UI/UXデザイナーになるための超具体的な勉強時間

ここまでUI/UXデザイナーになるための具体的な勉強方法について書いていきました。ではこの勉強をどのくらいの期間で終えることができるのか?
上記全ての勉強をこなすには300~400時間程度かと思います。仕事をしながら勉強を進める方の場合、期間にして6~9ヶ月程度でしょうか。
もちろん個人差はありますし、全て丁寧にやった場合の話です。この章ではどの程度のスピード感で進めるのかを書いていきます。
UI/UX基礎を叩き込む:120時間

基礎勉強に時間をとりましょう。僕の場合基礎勉強に3ヶ月程度かけました。
具体的には上記でご紹介した書籍やMaterial Design、HIGですね。
計120時間程度勉強すればいいと思います。
1ヶ月40時間程度、1日にすると1時間ちょっと。
このくらいであれば仕事をしながらでもこなせると思います。
もちろんまとまって時間を取れる方であればもっと早くこの段階を終了してもOKです。
これで網羅的に基礎が抑えられるわけではありませんが、ざっくりとした概念や考え方は入っていると思います。
この段階ではそれでOKです。
手を動かして感覚を掴む:100時間

次にアウトプットの段階です。上記でご紹介したようにデザインツールを用いてdailyUIやトレースをしていきましょう。
ここではひたすらに手を動かしてください。UIはやはりある程度の量をこなさないとコツが掴めない部分があります。
ここで必ずわからないことや難しいところが出てきると思います。そのたびに基礎勉強で使った本やMaterial Design、HIGを見直しましょう。
繰り返すことで確実に自分の知識になっていきます。
ここでは100時間を設定しました。正直少なめだとは思いますが、あくまで作品(ポートフォリオ)作りの時間は含めていません。
この段階ではデザインツールの使い方やUIコンポーネントの作り方・コツを覚えましょう。
自分の作品をアウトプットする:200時間

最後のフェーズがは自分の作品(ポートフォリオ)作りです。最も重要なフェーズです。
具体的には自分の作品を3〜5つほど作りましょう。時間にして200時間を設定しました。
やはり知識だけ溜め込んでいても企業は採用してくれません。これまでに得た知見を生かしてどんどん自分の作品を作りましょう。
上記でも書きましたが、見た目だけのデザインではなくサービス自体を作ってください。
どういう課題に対してどんなアプローチをしたのか?なぜこのサービスでなくてはいけないのかなどUXの本質部分もしっかり考えてあげてください。
この部分がしっかりしているポートフォリオは間違いなく強いです。企業もしっかりと見てきます。
正直UI/UXをしっかり勉強してきた方であれば見た目の部分は確実にしっかり作ってきます。見た目の部分はそこまで差が開きにくいです。
差が出るのは上記のような過程の部分です。そこに時間をかけましょう。
ここは200時間としましたが、スピード感とモチベーションを持って3ヶ月ほどで駆け抜けてしまった方がいいと思います。
時間をかけすぎるとモチベーションもガクッと落ちます。
ポートフォリオ作りは終わりがありません。「ここも直さなきゃ」「ここはこうじゃない方がいいかな?」など疑問が無数に浮かんで時間がどんどん取られます。勇気を持って、自分の中で70~80点の程度のクオリティで終えましょう。
あくまで目的はポートフォリオを作ることではなく、UI/UXデザイナーとして採用を勝ち取ることです。
早めに転職活動に移ることを念頭におきながら頑張りましょう。
具体的な勉強期間に関しては以上です。意外と時間かかるな、、と思われる方もいるかと思いますが、これは0から割と丁寧にやった場合の話です。
最短を目指すなら込み込み100時間くらいでも可能は可能だと思います。自分の状況やスキルに応じて効率よく勉強を進めてみてください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?UI/UXデザイナーの具体的な勉強方法と期間について書いていきました。
やはり最近非常に需要が高く、条件もいいだけあって簡単になれるわけではないですよね。
ですが、考え方を変えれば上記の勉強をこなすことであなたも確実にUI/UXデザイナーになれます。これは断言できるといってもいいです。
UI/UXデザイナーはまだまだ情報が少なく勉強方法なども確立していない中で、僕が思える最良の勉強法だと思います。
簡単ではなく、とても大変な道のりになるとは思いますが是非あなたもUI/UXデザイナーを目指してみてください!
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