最近もはや定番化してきたウルトラワイドモニター。ガジェットブロガーさんやYoutuberさんの間でももはやうルトラワイドモニターは定番化しており、欲しい!と思っている方も多いかと思います。
今回は、そんなウルトラワイドモニターの中でもイチオシの「LG 34WP65C-B」をレビューしていきます。
2021年11月に発売されたLG 34WP60C-Bの後継機だね
僕はこう思っていたのでした。。
「ウルトラワイドモニターの種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない!!!!」
今では自信を持って「LG 34WP65C-B」を買えばいいよとアドバイスできます。そのくらいおすすめできるガジェットです。
LG 34WP60C-Bは、数あるウルトラワイドモニターの中でも価格と性能のバランスが極めて良い商品です。
ウルトラワイドモニターはどれを選べばいいかわからない
デュアルディスプレイとウルトラワイドモニター、比べてどうなの?
なんでLG 34WP60C-Bにしたの?
Type-C給電ができないけどどうなの?
などのお悩みも解決していきます!それでは本編へ参ります。
何故ウルトラワイドモニターを買う気になったのか
僕がウルトラワイドモニターを購入したのは約1年前。それ以前はデュアルディスプレイ(横並び2画面)環境でした。そんな僕が何故ウルトラワイドモニターを買う気になったのかをご紹介します。
見た目がスタイリッシュでかっこいいこと

僕がウルトラワイドモニターを購入するに至った一番の理由はやはり見た目です。ウルトラワイドモニターの見た目、あまりにもカッコ良すぎません??
元々はデュアルディスプレイ環境だったのですが、ガジェットブロガーさん達のイケイケデスクを見ていて僕も欲しくなりました・・。
デスク全体がスタイリッシュに見えて、作業する度テンション上がります。
詳しくは後述しますが特にモニターアームとの相性は良く、今流行りのミニマリストっぽいデスクにすることができます。
2画面ある必要がないこと

前述した通り僕は以前デュアルディスプレイを使っていました。
作業自体に全く問題はなかったですし、シングルディスプレイと比べると圧倒的に作業効率が上がります。
が、ある日思ってしまいました。「2画面ある必要ってあるのか??」
ガジェットブロガーさん達の発信からウルトラワイドモニターが実質2画面のようにウインドウを並べて作業できることを知り、2画面の必要性があまりないのでは?と考えるようになりました。
ウルトラワイドモニターでは、通常は2ウィンドウでデュアルディスプレイのように使い、動画編集などの複雑なツールでは広々1ウィンドウで使うといったことが可能になります。
ディスプレイ間のベゼルが無いのも良いよね
デュアルディスプレイとほぼ同じ作業効率が発揮でき、なおかつ大画面での複雑作業もできるということは大きな理由の一つになりました。
また、デュアルディスプレイと比べてウルトラワイドモニターは配線が非常にシンプル。作業効率は変わらず、配線の数は少なくなりますよね。これが僕にとっては非常に魅力的でした。
M1 MacBook Airをメイン機として使うことになったから

M1 MacBookをメイン機として使うことになったのも大きなきっかけの一つです。今の作業環境になる前まではWindowsのデスクトップをメイン機、旧式MacBookを外出用のサブ機として使っていました。
WindowsデスクトップとMacBookの2台構成はそこまで珍しくないと思いますが、マシンが2台に分かれているとデータのやり取りが面倒だったり作業の切れ目が悪かったりと色々とデメリットがありました・・・。
そこで登場したのが皆さんご存知M1 MacBook Air。これまで課題だったMacBook Airのスペック面を完全に克服。メイン機として十分に使える性能を持ちながら、Airのフットワークの軽さは残しているという神マシン。
ついにマシンを1台に全て集約できました。外で作業をするときも家で作業をする時も同じPCでできるというのは非常に魅力的でした。
遠回りしましたが、そんなM1 MacBook Airとウルトラワイドモニターの相性は抜群。ケーブル一本でMacBookと接続することができるので、極限までシンプル。上述した通り作業効率もデュアルディスプレイとほぼ変わりません。

また、ご存知の方も多いかと思いますが、現段階でAppleはM1 MacBookでの外部ディスプレイは1台までしか対応していないとしています。外部で2台以上のディスプレイを使うのは厳しいということです。
Multiportアダプタなどを使ってやろうと思えばできないこともないのですが、「公式で対応していない」といっていることもあり、PC自体にかなり負荷がかかるものと思われます。
なのでMacBookで効率の良い作業をしようと思うとデュアルディスプレイではなくウルトラワイドディスプレイがピッタリというわけです。これが3つ目の理由です。
まとめると、
- 見た目がかっこいい
- デュアルディスプレイと同じ作業効率を発揮できる
- M1 MacBook Airをメイン機にしたから
ということからデュアルディスプレイからウルトラワイドモニターへの買い替えを決めたというわけです。
他にもいいところはたくさんありますが大きくはこの3つですね。
その他のデスク周りのガジェットに関しては【2022年デスクツアー】テレワークにおすすめのガジェットをまとめて紹介!在宅勤務で効率UP!で詳しく解説していますのでそちらもご覧ください。
ウルトラワイドモニターの中から何故「LG 34WP65C-B」を選んだのか
みなさんご存知の通りウルトラワイドモニターはとても多くの種類があり、僕は選び切るのに本当に苦労しました。数あるウルトラワイドモニターの中で何故「LG 34WP65C-B」を選んだのか、その理由についてご紹介します。
解像度が3440×1440(UWQHD)であること

まず一つ目の理由が、「LG 34WP65C-B」の画質がいいということです。
ウルトラワイドモニターを選ぶ条件として、「画質がそこそこいいものである」ということをおいていました。
「高画質なモニター」といえばまず出てくるものとして8K(7680×4320)や4K(3840×2160)がありますが、ウルトラワイドモニターはそこまで画質がいいものはほぼ存在せず、基本的には2560×1080(WQHD)と3440×1440(UWQHD)の2択になります。
その面で「LG 34WP65C-B」は解像度が3440×1440(UWQHD)という条件を満たしていました。
3440×1440(UWQHD)であれば4Kとまではいきませんが、高画質でドットの荒さもほぼ感じません。イラストレータさんやクリエイターさんなどの一部の人を除いて、ほとんどの人にとって十分すぎる画質だと思います。
曲面モニターであること

続いて2つ目の理由ですが、曲面モニターであることです。
昔大学の教授が曲面モニターを使っていて、「かっこいいいいいい」となったのをいまだに覚えていて、憧れ続けていました。。
上述した通りウルトラワイドモニターには性能だけでなく「かっこよさ」も求めているので、曲面は個人的に必須でした。ただもちろん「かっこいいから」というだけで選んだわけではありません。
ウルトラワイドモニターは横に長くなるので、照明などの光の関係で反射して端の方が見えにくくなることがあります。曲面になっていると反射が軽減され、端までよく見えるというわけです。
これは実際に使ってみるとその効果が顕著にわかりました。僕の場合全く反射が気になりません。
ただ問題があって、曲面モニターはそれだけで値段が釣り上がってしまいます。詳しくは次で解説しますが、「LG 34WP60C-B」は曲面であるにも関わらず圧倒的なコストパフォーマンスを見せてくれています。
これが2つ目の理由になります。
コストパフォーマンスが圧倒的に優秀であること
そして3つ目、最大の理由が圧倒的なコストパフォーマンスの高さです。
上記2つの項目
- 3440×1440(UWQHD)という高画質
- 曲面ウルトラワイド
という条件を満たし、価格が6万円前後というのは正直考えられません。
他メーカーの商品であれば10万円前後しても全然おかしくないです。本当に価格とスペックのバランスがよく、即決しました。
以上が「LG 34WP65C-B」を選んだ理由になります。
その他にも
- リフレッシュレートが160Hzであること
- ベゼルが細いこと
- LGの信頼感
などの良いところがあったのもプラス要因になりました。
僕がウルトラワイドモニターに求めている性能はほぼ全て満たしていますし、何より安い。これに尽きますね。
「LG 34WP65C-B」の基本仕様
導入が長くなってしまいましたが基本仕様に入ります。基本スペックは以下です。
画面サイズ | 34インチ |
パネル | VA |
表面処理 | ノングレア |
解像度 | 3440x1440 |
輝度 | 30 cd/m2 |
コントラスト比 | 3000:1 |
応答速度 | 5ms(GTG) |
画素ピッチ | 0.231mm |
消費電力 | 42W |
映像端子 | HDMIx2/DisplayPort |
インターフェイス | ヘッドホン |
スピーカー | あり(MaxxAudio採用7Wx2スピーカー) |
スタンド | チルト |
VESAマウント | 対応(100x100mm) |
本体サイズ | 幅809x高さ483x奥行き223mm |
重量 | 6.8kg |
従来機のLG 34WP60C-Bと比べると、スピーカー搭載とスタンド強化がされています。スピーカー搭載は嬉しいですよね。
主な特徴としては
- 曲面モニターである
- 解像度が3440×1440(UWQHD)と高い
- 端子にディスプレイポートがある
- 最大リフレッシュレートが160Hzと非常に高い
- ディスプレイモードが多くゲームに非常に向いている
などが挙げられるでしょうか。
デュスプレイモードが非常に豊富
「LG 34WP65C-B」には非常に多くのディスプレイモードがあります。その数7種類。

- ゲーマー1
- ゲーマー2
- FPS
- RTS
- 鮮やか
- ブルーライト低減モード
- HDR効果
これらのモードを切り替えることで色味や反応速度などを簡単に変更できます。
ちなみに僕は「ゲーマー1」以外はほぼ使っていません。デフォルトの設定でもあり、色味的に一番バランスが取れていると思います。
ゲーム設定も非常に豊富

上述した通りゲーマーにとっては非常に嬉しい設定項目がたくさんあります。
- 1ms Motion Blur Reduction
- FreeSync™Premium
- ブラックスタビライザー
- 反応速度
- クロスヘア
などです。特にFPS向けという感じですね。
FreeSync™Premiumは特に優秀で、ティアリング(表示のずれ)、スタックリング(カクつき)を防ぎ、滑らかな表示をサポートしてくれます。
1ms Motion Blur ReductionとFreeSync™Premiumを使うには、リフレッシュレート120Hz以上を出せるPCパワーが必要です。MacBookなどから接続するとリフレッシュレートが最大85Hzまでしか出ないため添付写真のように使用できません。注意が必要です。
1年使ってわかった「LG 34WP60C-B」のメリット・良いところ
「LG 34WP60C-B」を使い始めて約1年が経ちました。実際に使ってみてわかったメリット・良いところをご紹介していきます。
大画面曲面ディスプレイは高解像度で作業効率もgood

僕はデュアルディスプレイからウルトラワイドモニターに環境を切り替えたので、「作業効率が本当に落ちないのか?」ということを心配していました。
結果全く問題なし。作業効率は全く落ちませんでした。むしろデュアルディスプレイに比べてディスプレイ間の隙間とベゼルがない分シームレスにウィンドウ間を移動でき、効率が上がったようにも感じます。
曲面であることから端まで反射せずくっきりと見えますし、解像度も高いので全くストレスなく作業に打ち込めます。
やはり全ての面でバランスの取れたモニターだと改めて感じました。
ウルトラワイドモニターとモニターアームの組み合わせで、よりスタイリッシュなデスクに

個人的にはウルトラワイドモニターにモニターアームはマストでつけるべきだと思っています。
特にウルトラワイドモニターの付属スタンドは大きく(しかもダサい)、それだけでデスクのスペースを圧迫してしまいます。
モニターアームを使うとモニターを浮かすことができるのでデスクがとても広く使えます。そして何よりめちゃくちゃかっこよくなります。スタイリッシュ。
かっこよさだけじゃなく、モニターを軽々動かすことができるのは非常に楽で、目線の先にモニターを持って来れるので首も疲れません。
さらに僕のよう電動昇降のスタンディングデスクを使っている方は、目線の位置が頻繁に変わるのでモニターアームは尚更必須ガジェットになります。
僕が使っているモニターアームとその詳細ついて詳しくは【エルゴトロン LX モニターアーム レビュー】在宅ワーカーには欠かせない最高のモニターアームで説明していますのでそちらも是非ご覧ください。
操作感がシンプルでわかりやすい

LGという信頼できるメーカーが出していることもあり、画面操作がとてもしやすくわかりやすいです。
というのも、モニター下に操作ボタンが一つあるだけなんです。よくモニター裏に大量のボタンがあってどれを押せば良いのかわからないということがありますが、それが全くない。

この操作ボタンの向きを変えて操作します。押し込むと詳細設定、左右は音量、上下は明るさと超シンプル。説明書を見なくてもわかるレベル。
設定を感覚的に変えられるので非常に助かってます。機能的にも十分だけど最小限になっていて、コンパクトな構成になっているのが良いのかもしれません。
その他のデスク周りのガジェットに関しては【2022年デスクツアー】テレワークにおすすめのガジェットをまとめて紹介!在宅勤務で効率UP!で詳しく解説していますのでそちらもご覧ください。
1年使ってわかった「LG 34WP65C-B」のデメリット・注意点
続いてデメリットや注意点のご紹介。
Type-C給電の機能がない

個人的に唯一にして最大のデメリットがこれ。Type-C充電がないこと。
これはMacBookユーザーのみ必要になる機能かと思いますが、Type-C給電機能があるとType-Cケーブル一本でモニターとクラムシェルモードのMacBookを接続して使うことができます。この機能が「LG 34WP60C-B」にはありません。少し残念ポイントですよね。
「LG 34WP65C-B」にMacBookを接続するためには、
- HDMIケーブル
- display port
のいずれかで接続する必要があります。
ただ、個人的にType-C給電がないのは仕方ないかなと思います。というのも、Type-C給電がついているウルトラワイドモニターはその他のものに比べて2~5万円ほど値段が高い傾向があります(それだけが要因ではないですが)。
じゃあ給電も含めケーブル一本でMacBookとウルトラワイドモニターを接続する方法がないのか?というと、そうでもありません。
ハブを使うと、擬似的に1本で繋ぐことができます。ハブにMacBookの給電もウルトラワイドモニターの接続も集めてしまうという接続方法です。僕はこのやり方で接続していて、本当におすすめです。

MacBook本体に接続しているのは、ハブに繋いでいるType-Cケーブル一本のみ。実質的にType-C給電しているのと変わりませんよね。これだけで2~5万円浮くと考えると大きいです。もちろんハブ自体の機能も使えるので、SDカードの読み込みや外部マイクの接続など様々な用途で使えます。
僕は天板の上にハブを貼り付けて省スペース化してます

僕が使っているハブとその接続方法について詳しくは【Anker PowerExpand+ 7-in-1 レビュー】ノートPC環境に最適のハブで説明していますのでそちらも是非ご覧ください。
デスクにある程度の大きさと強度が必要

これは「LG 34WP60C-B」だけに限った話ではないですが、ウルトラワイドモニターを設置するにはある程度大きくて強度のあるデスクが必要になります。
僕は180cm×80cmのバカでかデスクを使っているので全く問題ないのですが、一人暮らしなどでデスクのスペースを取れない方も多いかと思います。
最低横幅が120cmあると快適に使えるのかなと思います。ある程度モニターの自由が効くくらいには動かせます。
また強度ですが、モニターアームを使う場合特に注意しましょう。モニターも重い分10kg近くの荷重が天板の一点に集中してかかることになります。
安物の天板だと段々歪んでくることも考えられます。天板の厚みは20mm程度あると安心でしょう。
僕が愛用しているデスクについて詳しくはFlexispot E7とかなでもの天板で最強の電動昇降スタンディングデスクを作る!【徹底レビュー】で説明していますのでそちらも是非ご覧ください。
MacbookだとHDMI接続でリフレッシュレート160Hzは出ない

「LG 34WP65C-B」の大きな魅力の一つとして最高リフレッシュレートが160Hzということがありますよね。
僕は作業メインなので高リフレッシュレートは必要ないのですが、FPSなどの速度が求められるゲームをする方にとっては重要な指標になります。
ただ、MacBookのHDMI接続で160Hzは出ません。僕の接続環境(MacBook→ハブ→モニター)では50Hzでした(元々MacBookが60Hzなのでそこまで変化は感じませんでしたが)。MacBook→モニターで直接HDMI接続すると85Hzまでは出るそうです。
ちなみにMacBookでもDisplayPort to Type-Cのケーブルで直接接続することで160Hzを出すことができます。ただその際はかなりMacBookに負荷がかかることになるので注意しましょう。
まあそもそもMacBookでゴリゴリのFPSなんてやる人はほぼいないと思いますが・・。ゲームメインの方は順当にWindowsを使いましょう。しっかりと160Hzでてくれます。
まとめ:コスパ最強の優秀ウルトラワイドモニター

いかがだったでしょうか。今回は個人的に最強のウルトラワイドモニター「LG 34WP65C-B」をレビューしていきました。
最近ではウルトラワイドモニターがとても流行っていて、探しているけど種類が多くどれにしたら良いのかわからないという方も多いのではないかと思います。
そんな中でも「LG 34WP65C-B」は曲面で高解像度、そして安いという他製品と比べるとかなり強いメリットを持っていると思います。
こんな方におすすめ
- 何よりコスパのいいウルトラワイドディスプレイが欲しい
- 曲面モニターがいい
- 高画質のウルトラワイドモニターが欲しい
- 信頼のあるメーカーがいい
- 初めてウルトラワイドモニターを買う
こんな方には微妙かも
- Type-C給電機能が欲しい
- 35インチ以上のウルトラワイドモニターが欲しい
- 高品質なスピーカーがついているものがいい
- ディスプレイハブとしても使いたい
- IPSのディスプレイがいい
このように見ていくとウルトラワイドモニターを探している大半の方にとって最適解になるのではと思います。是非参考にしていいデスク環境を作ってください!!
その他のデスク周りのガジェットに関しては【2022年デスクツアー】テレワークにおすすめのガジェットをまとめて紹介!在宅勤務で効率UP!で詳しく解説していますのでそちらもご覧ください。