今回は「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム(ホワイト)」を使い始めて1年が経過したので徹底レビューしていきます!
僕自身コロナ禍で在宅勤務が増え、デスク周りにこだわるようになりました。その際、「本当に導入してよかった!!」と思えたのが今回紹介するエルゴトロンのモニターアーム。
ずっと気になってはいたんだけど踏み切れずにいたんだよね・・・。
「たかがモニターアームで1万円超え!?」と躊躇していたのですが、デスク全体を一新するのをきっかけに導入してみました。今では価格以上の価値が間違いなくあると思います。
僕はウルトラワイドモニターを使っているのですが、巨大モニターでもなんのその。本当に軽い力で左右上下に自由自在に動いてくれます。
「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」を買った理由やメリットやデメリットなど、実際に1年使ってわかったことを具体的にご紹介していきます!また、僕が組み立てる際に非常に困ったこととその解決法も併せてご紹介しているので是非最後までご覧ください。
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エルゴトロン LXを買った理由
まずはなぜそもそもモニターアームを導入しようと思ったのか、またなぜ数あるモニターアームの中から「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」を購入したのか、その理由をご紹介しておこうと思います。
デスク全体の見た目がスッキリとするから

正直、僕がモニターアームを導入した一番の理由はその「見た目」です。笑
みなさんご存知かと思いますがモニターアームを設置するとモニターが浮いているよう見え、デスク全体が非常にすっきりとします。これが本当にいいなと思いました。モニター下もスイスイ掃除できちゃいます。
そもそも僕は元々デュアルディスプレイで、モニター付属のスタンドのまま使用していました。が、ガジェットブロガーさんやYoutuberの方達のイケイケデスクを見て、「かっけええええ!!!」となって試行錯誤した結果「ウルトラワイドモニター×モニターアーム」の環境になりました。
結果どうだったのかというと、大成功。デスクが非常に綺麗になり、以前より集中して作業に没頭できるようになりました。毎日作業するたび「俺のデスクかっこいいな・・・。」といい気分で仕事してます。
作業環境の見た目を「シンプルにすっきりさせること」は非常に重要なので、その点でモニターアームは大きな仕事をしてくれるかなと思いました。
エルゴトロン LXにはカラーでホワイトがあったのも大きかったなー。できる限りデスク周りは白で合わせていきたかったからね。
スタンディングデスク(自動昇降デスク)を購入したから

僕は去年デスク周りを一新したのですが、その際自動昇降可能のスタンディングデスクを導入しました。ボタンを押すだけでスタンディングデスクになってくれる優れものです。
「モニターアームとなんの関係があるの?」と思うかもしれませんが、個人的には自動昇降デスクにモニターアームは必須だと思っています。
というのも、自動昇降デスクは座っている時と立っている時ではモニターと目線の高さが合わなくなるんですよね。そんな時モニターアームがあると直感的に目線の位置に合わせることができます。そこに惹かれました。
安物のモニターアームは使い物にならなかったから
数年前、会社で安物のモニターアームを使っていたことがあるのですが、動きがガタガタでとても重く、とても使えたものではありませんでした。しかも数ヶ月でモニターが支えきれずにヒビが入ってたんですよね。
重かったりするのがストレスになって、そもそも動かすのをやめちゃうんだよね。
そこで、「もし自分でモニターアームを買うときは多少お金をかけても一番いいのを買おう」と心に決めていました。笑
一番いいモニターアームといえば、「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」一択ですね。最上級レベルのモニターアームは候補が複数存在しますが、10人に聞いて9人が「エルゴトロン」と答えるでしょう。
今だとモニターアームはAmazonで安いものだと4000〜5000円で買えますが、正直僕としてはおすすめしません。すぐに壊れたり、前述した通り動きがスムーズではなかったりします。買い替えなどを考慮すると結果として安くつくと思います。
理由は以上です。まとめると、
- とにかく見た目をすっきりとさせたいこと
- スタンディングデスクに伴う目線の変化に対応できること
- 安物ではない最高のモニターアームが欲しかったこと
が主な理由になります。続いて基本概要をご説明していきます。
エルゴトロン LXの基本概要

「エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム」の基本概要は以下です。
製品名 | エルゴトロン LX デスクマウント モニターアーム |
サイズ | 45.7 x 27.1 x 17.8 cm |
対応サイズ | 34インチまで |
対応荷重 | 3.2kg~11.3kg |
昇降範囲 | 33cm(9.1kg以上のモニターでは最大11cmの昇降範囲の減少が起こる可能性あり) |
規格 | VESA:MIS-D、MIS-C(100×100mm、75×75mm) |
本体重量 | 3.6kg |
保証期間 | 10年間 |
対応サイズは34インチまでと、ウルトラワイドディスプレイを含むほとんどのディスプレイに対応しています。僕も34インチウルトラワイドディスプレイを使用していますが、本当にスイスイ動かせます。34インチを超えるディスプレイには対応していないので注意が必要です。
また、最大対応荷重が大きいこともあり本体重量も重く、3.6kgもあります。かなりずっしりとしています。組み立て時に床などに落とさないよう注意してください。
様々なタイプがあるが基本はLX デスクマウントアームでOK

一概にエルゴトロンのモニターアームと言っても、かなり多くの種類があります。
シングルディスプレイの方はあまり悩む必要はありません。というのも、エルゴトロンで圧倒的に売れているのがLX デスクマウントアームという種類で、ほとんどはこの型がベストなチョイスになるからです。
NEO-FLEX LCDアームという格安モデルもありますがLX デスクマウントアームとは似て非なるもので、かなりチープですし関節の動きがスムーズではなく、全くおすすめできません。ここで妥協しないようにしましょう。
LX デスクマウントアームはシングルディスプレイ用なので、デュアルディスプレイの方は他の型を探すことになります。他にも候補はありますが個人的には縦並びであればLXデュアル スタッキングアーム、横並びであればLXデュアルデスクマウントアーム サイドバイサイドがいいと思います。
ちなみにLX デスクマウントアームを2つ使いする方法もあり。シングルディスプレイ用の方が使い勝手が圧倒的にいいので、僕としてはおすすめです。
またデュアルディスプレイでモニターアームを使う際は荷重に注意しましょう。大型ディスプレイを複数モニターアームで支えるのは天板への荷重もかなりかかるので、しっかり対応荷重を見るようにしてください。
エルゴトロン LX 組み立ての際の注意点
エルゴトロンの製品はパーツ数も少なく、基本的には組み立てやすいです。ただ付属の説明書がとてもわかりにくく、僕が組み立てるときに困ったことがあるのでその注意点をご紹介しておきます。
モニターは組み立てる前に取り付けておく

モニターは組み立てる前に!前に取り付けてください。というのも、先に組み立ててしまうとモニターに接続する首(関節)が全く動いてくれません。最初は首(関節)が上を向いています。
僕はこれに全く気付かず、10分くらい自力で動かそうと頑張っていましたが全く動いてくれず、「不良品か?」と勝手に疑ってしまいました。。
そんな時にAmazonレビューを見て、同じ状態になっている方がかなりたくさんいて組み立てる前に付けるべきなのを知りました。モニターの荷重に耐えられるようかなり固く作られているんですよね。
説明書にも一応その説明はあるんですが本当にざっくりとしていて、英語ということもありほぼ伝わってきません。最初に知っておけば問題ないと思うので是非覚えておきましょう。
ホワイトはグロメットマウント(机に穴を開けて設置する金具)が付属していない
エルゴトロン LXはクランプ式(天板に挟み込んで固定する)とグロメット式(天板に穴を開けて固定する)の2択の取り付け方があり、本来はどちらの方法でも取り付けができるようにグロメットマウント(机に穴を開けて設置する金具)が付属します。
しかし何故かホワイトカラーのみグロメットマウントが付属しません。一応Amazonページでも書いてあるのですが、小さい文字で1行書いてあるだけで気付かない人も多いかと思います。レビューでも気付かなかったとの意見が見られました。
僕としてはそもそもグロメット式は施工も大変で天板に負荷もかかるのであまりおすすめしませんが、もしグロメット式で取り付けたい方がいれば注意が必要です。一応別で購入することもできるみたいです。
クランプ時はしっかりと固定する

ほとんどの人がクランプ式(天板に挟み込んで固定する)を使って固定すると思います。当然ですががっちりとレバーを回して固定するようにしましょう。レバーが緩いと天板にもかなりの負荷がかかりますし、とてもグラつきます。
また、気にする人だけでいいと思うのですが長い間クランプ(挟む)していると天板にプレートの跡ができます。それが嫌な場合、別途小さい木の板を挟んだりすると跡がつかずにすみます。
1年使ってわかったエルゴトロン LXのメリット
エルゴトロンLXを使い始めて1年が経過したので、実際に使ってみてわかったメリットをご紹介していきます。1年使ってみて、これは本当に15000円以上の価値があるモニターアームだと心から思います。それくらい魅力のあるモニターアームです。
デスクがとても広くなる

まずモニターアームを導入して思ったのはやはりデスクがかなり広くなること。購入の理由でもご紹介しましたが、実際に使ってみてより実感しました。これはエルゴトロンだけに限った話ではありませんが、モニターアームを導入する一番のメリットだと思います。
モニター下が広くなるとデスク全体の見た目が圧倒的に良くなります。すっきりとスタイリッシュに見えますよね。
掃除も楽ちんですし、使わないときはキーボードやマウスをしまっておくこともできます。モニタースタンドはかなり無駄なスペースを使っていたんだな。。と気付かされました。
前後左右上下簡単に動かすことができるから、デスクの幅に関わらず使うことができるのもいいよね
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動かすのが本当に楽
エルゴトロンのモニターアームは、本当に軽い力で動かすことができます。僕もレビュー記事などで事前にその情報は知っていたのですが、実際に自分で使ってみて驚きました。
もう誰かの力を借りてるんじゃないか?と思うくらいの軽さで動きます。かといってグラつくこともなく、しっかりと目的の位置で固定されます。
「モニターアームを導入したのはいいけど、結局面倒でほとんど動かしていない」といった話をよく聞きますが、エルゴトロンであればストレスなく動かせるので、そういったことはほぼないと思います。
僕の場合頻繁にスタンディングデスクの状態で仕事をするので、その際のモニターの微調整が本当に楽で助かっています。
安物と比べると圧倒的にしっかりしている

実際にエルゴトロン LXを使って、「本当にしっかりしているな」と思いました。耐荷重が大きいこともあり、本体もかなりずっしりとしていて高級感があります。前述した通り僕は頻繁にモニターの位置を変えるのですが、全く不安を感じさせず、本当に安定して動いてくれます。
前に安物のモニターアームを使っていたのですが、動かすのがとても重く、動かす度に「ギシギシ」と音がしていたんですよね。。さらに使い始めて数ヶ月でヒビが入ってしまいほとんど使い物になりませんでした。今では安物でも十分使えるものは出てきていますが、やはりエルゴトロンに比べると差があると思います。
モニターアームは一回買うと一生レベルで使うことができると思うので、後悔のないように多少お金をかけてでもエルゴトロンを選ぶことをおすすめします。
1年使ってわかったエルゴトロン LXのデメリット・注意点
ここからは、エルゴトロンを実際に使ってみてわかったデメリットや注意点をご紹介します。最初に申し上げておくと、エルゴトロン LXはほぼ完璧なモニターアームで、大きなデメリットはありません。なので人によってはデメリットになりうる点や、注意点をまとめてみました。
モニターアームの中では値段が高い
エルゴトロン LXの唯一のデメリットが値段かと思います。僕も買う前は「マウスやモニターでお金をかけるのはわかるけど、モニターアームで1.5万はちょっとな・・・」という感じでした。
ただ自信を持って言えるのが、その価値があるということです。非の打ち所がない現環境で最強のモニターアームです。「これを買っておけば間違いがない」と言える代物なので、1.5万円の価値は十分にあると思います。5000円程度でもモニターアームを買うことはできますが、前述した通り安物とは埋められない差があります。
一生モノと考えれば1.5万円は安いかなーと思います。モニターアームなんてそうそう買い替えるモノではないので。
ディスプレイケーブルの長さがある程度必要

これは完全に僕側のミスなのですが、ディスプレイと接続するケーブルが既存のものでは長さがギリギリになってしまい、念の為買い換えました。
というのも、モニタースタンドだと最短距離で天板からディスプレイまで接続できますが、モニターアームの場合関節が増えている分ケーブルの長さが必要になるんですよね。
もし現在モニタースタンドを使用していて、ケーブルの長さがギリギリの場合買い替えになるかもしれません。とは言えケーブルは安いので、ご参考程度に。
デスク天板にある程度の強度が必要

デスク天板の耐荷重にも注意が必要です。エルゴトロン LXそのものの重さは3.6kg。デュアルディスプレイ用モニターアームだとでも5kgほどになります。そこにモニター自体の重さが5~10kg載ることになるので、10kg~20kgの荷重が一点に集中することになります。
安物の天板を使っている方は特に注意が必要で、気づいたらかなり歪んでいたということもあります。さすがに一気にバキッと折れてしまうなどは考えにくいですが可能性としてはあり得るので、しっかりと天板の耐荷重を確認しておきましょう。
35インチ以上のモニターには使うことができない
エルゴトロン LXは対応サイズが34インチまでです。これよりもさらに大きいモニターをお使いの方はそもそも使うことができないので注意が必要です。
35インチ以上の大型モニターをお使いの方はエルゴトロン HXを使いましょう。49インチ(9.1~19.1kg)まで対応可能です。
そもそもクランプできないデスクもある
エルゴトロン LXはクランプ式(天板に挟み込んで固定する)とグロメット式(天板に穴を開けて固定する)があるのですが、ほとんどの人が天板を傷つけず、組み立ても楽なクランプ式を選ぶと思います。
が、中にはそもそもクランプができないデスクがあります。クランプをするには、挟み込む分天板がある程度奥行きが必要があるんですが、たまに脚のフレームと天板が面になっているデスクがあります。こういったデスクはモニターアームをクランプ(挟み込む)する幅が取れず、支えることができないので注意が必要です。
まとめ:エルゴトロン LXは最高の選択肢
今回はエルゴトロン LXを1年使ってみてわかったことをさまざまな視点からレビューしてみました。改めてエルゴトロンは本当に質の高いモニターアームを提供してくれています。
今では本当にたくさんのモニターアームが出てきましたが、エルゴトロンはやはり最高の選択肢かなと思います。
一番のネックは1.5万円というモニターアームにしては高額な料金設定だと思いますが、値段相応、もしくはそれ以上の価値があるので安心して購入して大丈夫です。一生モノのモニターアームを買う!と思えば安く思えてきます。
昨今のデスク作りにモニタアームは欠かせないと思うので、その際は是非エルゴトロン LXを導入してみてください!後悔はしません!
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